地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


あたしは今…

陸の膝の上に乗せられてる。




さっき、陸に腰を掴まれて……

膝の上へ………






背中越しに、陸の胸の鼓動が伝わってきた。



は、恥ずかしい…//////



病院で、似たようなことやってたけど


かなり恥ずかしいことしていたんだと思った。



あの時は


陸に会いたくて堪らなかった。


一人の病室が淋しくて…







でも………

膝の上だよ!?



心臓がバクバクいって…暴れてる。




お腹に陸の手が回ってきた。



「…っ…/////

あたし…重いからっ……降ろして…?」



真っ赤に染まった顔で、降ろすように促した。



「…全然?

重いとか、全くないけど。

むしろ…軽すぎ。」




腕の力を強めた。
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