地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐



妬いちゃうんだもん。あたしがいない間に、可愛い子たくさん学園に来るし…





「全く……天然でやるから心臓に悪い」

「はい…?」

「読書止めて…良いことしよっか?」


そう言ってあたしが読んでいた本を取り上げる。


「ちょっ…まだ途中……ひゃっ……!?」



突然、服の中に手が滑り込んで来た。



「どこ触ってんの?」

「やっぱ…感触最高だなぁ…」


質問に答えてない!!



「陸?なんで触ってんのかな?」

「触りたくなったから」


ケロッと質問に答える。



なにその…『お菓子食べたいから食べた。』みたいな…



「昨日、散々触ったでしょ?」

「昨日は昨日。今日は今日。」



・・・・なんじゃそりゃ。
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