地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


―――――――――――――――
――――――――――――
―――――――――



「本当に…見境ないんだから、この馬鹿は!」



「…うるせーよ。自分の女抱いて何が悪いんだよ…」


パコーン!!!!


咲さんがあたしの読みかけの本で、陸で頭を殴る。


「黙らっしゃい!」


ぴしゃりと言い付ける。

ちょっと怖いです……。



















咲さんは、モデル達からイジメに気付かなかったことを、すごく謝ってくれた。


気にしなくてもいいのになぁ……あたしも黙ってたんだから悪い。





『何かあったらすぐに言うこと』


これを滝本姉弟から約束させられた。




こんなに心配してくれる人がいるって、すごく幸せなことだと思った。
< 414 / 698 >

この作品をシェア

pagetop