地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
…………及川さんのことですね。
「ごめんなさい…キスされちゃった……」
「………無防備過ぎんだよ」
「…ごめんなさい」
再度謝ると…後頭部を上に持ち上げられる。
「……ちゃんと言えたら、消毒してやる」
なっ!?/////////
なんですとぉ〜〜!?
「言う?言わない?」
ニヤリッと意地悪な笑みを浮かべた。
ドキッと胸が高鳴る。
やっぱり陸には勝てない…。
「……さっきのキス…陸ので帳消しにして……?」
自分でも、かなり甘えた声で言ったと思う。
真っ赤になりながら言った。
「良く言えました。」
「///////っ……」
ニッコリ笑ったと思ったら、温かい唇が重なった。