地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


キスを繰り返し、離れた。


「やっぱ足んない」


「!!?」


バシンッ!!!!

陸の手を叩く。


「いって……」

「どこ触ってるのかな?陸君」

「どこって…杏の胸」

「……言わなくて良いから」



あろうことか、服の中へ手を滑り込ませ…あたしの胸を揉み出した。



掴んだ手を服の中から出す。


「全く…場所を考えてよっ、ここスタジオ!!」

「…誰もいねぇし、大丈夫だろ」


ケロッと簡単に言う。



「…確かに、スタッフさん達はご飯食べに行ってていないけど……

誰が来るかわからないでしょ!?」



キッと下から睨み付ける。


「…そん時は、見せ付ければ良いんじゃねぇの?」


ニッコリと微笑まれた。
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