地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


久々の笑顔に、胸が高鳴る。


が………。



「バカッ!!絶対にしないからっ」


思い直し、きっぱりと断る。



「俺にバカと言うとは…随分良い度胸してんな?

杏がしなくても、俺がするから」


ニヤリッと笑った顔を見せると…

いとも簡単にあたしの手を解き、服の中に手を入れる。



「こらっ陸!!やめっ……んんっ……あっ……」


手で口を塞いだ。

陸の片口に顔を埋めて、こぼれる声を抑える。



「♪〜〜♪〜〜」


鼻歌を歌いながら、手を動かす。

すでにホックは外され…直に触っている。




「口ではあんなに言っても、素直に反応してんじゃん♪」

「う……るさ……いっ!!」


真っ赤に染まったまま涙目で睨む。
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