地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐



お弁当復讐を考えていた時……



「なんでっ……あんな女が…陸君とっ………!」


ある人に睨まれていたなんて、全く気付かなかった。







―――――――――――――――


撮影が再開される―…



咲さんの出番は午前中に済んだので、気楽に撮影を眺める。



「飲み物欲しい……」


喉が渇き、自販機に向かう。

小銭を入れてココアを買った。



ゆっくり休めると思っていたのだけど…


「ちょっと…アンタ!!」

「はい……?」


後ろから声をかけられ、熱いココアを持ったまま振り向く。



「黒田さん…………?」


アイドルの黒田マリナが立っていた。



「何かご用ですか?」


ココアをテーブルに置く。
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