地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
陸のオーラが、不機嫌さを増す。
「…僕には最高に可愛いんで。」
コワッ!
声が低すぎるよっ!
「…ひ、貧乳でずん胴じゃないっ!」
「彼女のスリーサイズ言いましょうか?
上から、85・56・82ですよ?」
はい?…なんで陸が知ってるの?
言ったことないのに!!
「フンッ!!マリナと変わらな〜い!マリナだってC70だも〜ん♪」
腰に手を当ててサイズをバラす。
また…言ってるよ……(苦笑)
「…85でも、アンダーは65ですよ?つまり…E。」
なんで陸もバラしてんのっ!?
「!!?…………」
「彼女を好きな理由は、体以外ですけどね?
キス見てて、羨ましかったんでしょう?」
フフっと笑いながら言う陸。