地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
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ぬるいココアを飲み干し、スタジオに戻る。
中では、何か騒がしい。
「ウソッ!」
「かわいそうに……」
「短い時間だったな……」
あちこちから、そんな会話が聞こえてくる。
「……何があったのかな?」
「聞いてない?
さっき…モデルの巧、翔、烈が、遺体で発見されたのよ…」
!!??
近くにいたスタッフさんが、教えてくれた。
「………同じ手口ですか?」
「えぇ……また刻印があったそうよ」
静かに手を握り締める。
無意識に陸を見た。
陸だって、今はモデルの一人…
正体不明の奴に狙われてもおかしくない。
「……絶対に守らなきゃ……」
犯人に対して、怒りが強くなった瞬間だった。