地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
「杏。」
「ん?………っ………」
再び唇を重ねる。
キスしている間に、下着を取った。
直に触れると反応する体。
「……ん……やぁ……っ…あぁ」
静かにソファーへ押し倒す。
真っ黒で艶やかな髪に白い肌…
ネックレスの赤が映えて、綺麗だと思った。
「…り…く…」
「ん…?」
「………大好き」
言った途端…また染まる頬…。
体中に赤い印をつける。
「あっ……んっ…やぁぁ……んっ……だ…めっ…陸……」
何度抱きしめても、キスしても、杏が足りない。
自分でも、ここまで一人の女に夢中になるとは思わなかった。
中学時代、あれほど『女なんてただの暇潰し』、『一回限りが、一番楽』
なんて思ってたのに。