地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
その時
♪〜♪〜〜♪
ケータイが鳴り、電話に出た。
「…はい。もしもし…」
《杏?…掲示板見た?》
陸の声だ……
「今見てる………」
《学年二位とか…俺かなり驚いたんだけど…》
「…あたしが一番驚いてるよ」
《ククッ……まぁ俺には後一歩及ばず…だな?》
ケータイの向こうから、陸の笑い声が聞こえた。
《…まっ……よく頑張りました。》
「うん…ありがと」
《ご褒美欲しい…?》
「えっ?」
《また、たっぷりつけてあげようかな?》
「////////っ…しばらくは、結構です!!」
ブチッと通話を切る。
あの人は、エロいことしか頭にないんだろうか!?
電話の向こうでは陸が
「…“しばらくはいい”って、
またして欲しいってこと…?」
と呟いた。