地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
*第九章*
†忘れられた恋人
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高級ホテルの最上階。
スイートルーム
ベッドの上で、男の隣に腰掛けて妖艶に笑う。
『フ〜ン……結構効いてるじゃない♪』
綺麗に手入れされた爪で男の頬を撫でる。
『バカな女よねぇ〜?
“滝本陸”が―――に操られているとも知らずに……。』
バックから小さな水晶玉を取り出す。
手の平で転がし、それを眺めた。
『まぁ……あの女はただの人間だから、滝本陸を元に戻すことも出来ないけど。』
―――に歯向かった罰…。
でも、まだまだ罰は続くわよ?
何処まで耐えられるのかしら?
『…自殺まで追いやったら成功かな?』
クスリと笑みをこぼした。
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