地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
顔を首筋から離し、状況を冷静に見る。
「寝てるし………」
頬を赤く染めて、スヤスヤと眠っていた。
過呼吸はとっくに収まってる。
「俺……何やってんだ…?」
押し倒して…制服を脱がし……
下着まで外して……
彼女を本能のままに求めた。
「何やってんだよ……犯してんじゃねぇか……」
自分の女じゃないのに…マリナを抱く時より、自分から求めた。
抱きしめると…欲しくて欲しくて堪らなくなった。
触れたい欲望を抑えて、乱れた服を直す。
制服を着せて、抱きしめた。
甘い匂いがするが…程よい甘さで安心する。
「ヤバ……離したくねぇ……」
胸元に顔を埋めて、強く強く抱きしめた。