地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


どうすりゃ良いんだよ?


自分でも…あの子に惹かれてるのはわかる。

どこが、とは言えねぇけど…
『あの子が欲しい』と思った。




もう一度…あの優しい声と笑顔で、名前を呼んでほしい。


『陸っ…!』

夢の中のように……。



だが今の状況では、一生呼んではくれない。




「マリナとの……関係を終わらせよう……」


振りほどかれた手を握りしめる。





ネックレス……


そう言えば…昨日、彼女の制服を脱がした時…

赤い石の入った羽根モチーフのネックレスをつけてたな…。


似合ってて綺麗だったけど。



何か俺のヤツと似てたような…?

もしかして……俺があげたもの?





そして、この日から事件が急展開していくのであった。
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