地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
一心不乱に、頑張ったおかげで…少し休憩時間が出来た。
スタジオを出て、自販機のコーナーに行く。
ココアを買って、椅子に座った。
「眠たい………」
小さく欠伸………。
事件の調査で、最近まともに寝てない。
毎日…パソコンか占い。
保健室で寝た日に、ブレザーについてたキツネの毛を調べてる。
あたし……もうすでに犯人と接触してるの?
いつ…?どうやって……?
「こんなところにいたのか?」
「へ…………?」
色々と考えてたら…急に上から声がした。
顔を上げる前に、隣に誰かが座る。
……顔を見なくてもわかった。
1番安心出来る…大好きな匂いだから。
「滝本君…………」