地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐

あたしの答えに、首を捻った陸。



「そいつ…酷い言われようだな」

「本当のことですから。」


自分のことを言われてるのに、わかってない陸が笑える。

微かに、口端を上げて笑みをこぼした。


久々に笑ったかも……。



「………！？//////」


陸が目を見開き、顔を赤く染める。


「どうかしたんですか…？」

「いやっ……なんでもない…」



不思議に思って問い掛けると、思いっきり顔を反らされた。



……あたしの顔を見るのも嫌ですか。

じゃあ…なんで話し掛けて来たのよ…？




ふと……陸を横目で見る。



「えっ…………？」




なんで………？


う……そ……でしょ……？