地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐

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またバイトの日々。



「おいブス。茶!」

「はい」


あたしはアンタの家政婦ですか?


「ここ汚ねぇよ、片付けろ」

「はい」

「マンガ持って来い」

「はい」

「お菓子!!」

「はい」



アンタら……シバいたろか?
高熱出して血を吐く呪詛を掛けてやろうか?


最低1週間は苦しむよ?薬なんてないし、効かないからね。



妖怪の調伏が済んだら…たっぷりとお返ししようっと♪

そう心に決めて、パシリを受ける。




しばらくして、マリナがやって来た。


あらまぁ…えらい胸元の開いた服を着てます。

寒くないの?真冬なのに…。
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