地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
†涙の選択
夢だと思った。
酷い夢だと。
こんなことありえない。
絶対にないよ。
だって陸だもん。
あのセクハラどスケベ変態俺様野郎だもん。
ヒマさえあれば、
『杏ちゃんのおっぱい揉みたい♪』と恥ずかしい台詞を、普通に口に出してたもん。
だから
今の状況なんてドッキリでしょ?
この大量の赤いモノは、血糊とかでしょ?
ここスタジオだから、普通にあるんじゃないの?
「バカ陸…こんなの心臓に悪いよ。やめようよ?…咲さんに、また痛い回し蹴り喰らっちゃうよ?」
特大のデコピンをお見舞いしようと…陸に近付いた。
ピチャ…………
あたしの膝を…生暖かいモノが濡らす。
視線を陸から床に移した。
酷い夢だと。
こんなことありえない。
絶対にないよ。
だって陸だもん。
あのセクハラどスケベ変態俺様野郎だもん。
ヒマさえあれば、
『杏ちゃんのおっぱい揉みたい♪』と恥ずかしい台詞を、普通に口に出してたもん。
だから
今の状況なんてドッキリでしょ?
この大量の赤いモノは、血糊とかでしょ?
ここスタジオだから、普通にあるんじゃないの?
「バカ陸…こんなの心臓に悪いよ。やめようよ?…咲さんに、また痛い回し蹴り喰らっちゃうよ?」
特大のデコピンをお見舞いしようと…陸に近付いた。
ピチャ…………
あたしの膝を…生暖かいモノが濡らす。
視線を陸から床に移した。