地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
マリナを見据えたまま、咲さんにお願いをする。
「陸と柚莉を隣のスタジオへ運んで下さい」
「えっ……?」
「今から、ここは惨状になります。少しでも楽な…安全な場所へ連れていって下さい」
一瞬だけ、顔を咲さんに向けて微笑んだ。
「そんなことマリナが許すわけないでしょっ!?」
キッと、あたしや咲さんを睨んで来る。
「………縛縛縛、不動縛!」
「なっ…!体が動かないっ!」
呪縛の術をかけて、目だけで合図する。スタジオ内にいた人間を全員、中から出させた。
最後の一人が無事に出て行ったのを確認すると、術を解く。
「これで…思う存分暴れ回れますね?」
「本気で、マリナを調伏するの?陸が死ぬのに?」
「陸と柚莉を隣のスタジオへ運んで下さい」
「えっ……?」
「今から、ここは惨状になります。少しでも楽な…安全な場所へ連れていって下さい」
一瞬だけ、顔を咲さんに向けて微笑んだ。
「そんなことマリナが許すわけないでしょっ!?」
キッと、あたしや咲さんを睨んで来る。
「………縛縛縛、不動縛!」
「なっ…!体が動かないっ!」
呪縛の術をかけて、目だけで合図する。スタジオ内にいた人間を全員、中から出させた。
最後の一人が無事に出て行ったのを確認すると、術を解く。
「これで…思う存分暴れ回れますね?」
「本気で、マリナを調伏するの?陸が死ぬのに?」