地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
ちょっとくらいなら…いっか。


「陸。」


名前を呼んで、顔を上げさせる。



「/////////!?」



一瞬だけ、陸にキスした。


しかし―……



「杏ちゃん?こんなのキスじゃないから」

「へ…?」



マヌケな返事をした瞬間、口を塞がれる。



いつの間に復活したんだ?

真っ赤になって可愛かったのに…


レアモノ陸だったのに!




「!?…陸っ!!」

「ん〜……♪」

「ここ病室なんだけど!?」

「手が言うことを聞かないんだ」

「やめんかっ!!」

「あぁ…久々の感触…♪」

陸の手があたしの服の中で、変な体操を始めた。


「やっぱこの柔らかさ最高♪」

「このヘンタイっ…!」



叩いて…離れようとしたら…


ガラッ!!


部屋の扉が開いた。
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