地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
「杏ちゃん!
モデルやろっか♪」
……………はい!?
「私と二人で写真撮ってもらおう!」
はい―――――!?
ポカンと口を開けて固まる。
何を言い出すんだ…このお姉様は
「いや……結構です。」
フルフルと首を振る。
握られた手に力が入る。
「…私の言うこと……聞こうか?」
怖いっ…!!
陸より遥かに!!!
「…無理です……あたしにモデルなんて…」
下を向く。
「…大丈夫よ♪
私に任せなさい…!」
自信満々な咲さん。
「……メガネ取りませんよね?」
「取らなきゃ、出来ないわよ」
「昼間にメガネ外したことが陸にバレたら…
あたし……地獄行きなんですけど…」