dream★agin
『そこの席は‥俺の彼女の席だった』
翔ちゃん…
お願いだからそんな悲しそうな顔しないで…
私なら…ここにいるよ??
グッと唇を噛んで質問してみた。
「…その彼女は、どうしたの??」
『…亡くなった』
「……」
『…ごめんな、こんな話』
「私こそごめん…」
"私はここだよ!!"
心の中ではそう叫んでいるのに…
なんでかな…
声に出せない。
『顔も‥声も‥全部似てる。千恵美思い出す』
「そう…なんだ…」
『??』
ヤバい…泣きそう…