波乱LOVE■番外編■~俺様悪魔の命令に背いた場合~
亜子達が言ってたことは、当たってたってこと?
ちゅうか、部活以外で話すのってこないだが初めてやし。
私は、どこにでもいる高校生で、目立つほどかわいくもないし、どちらかと言えば女らしくないお笑い人間やし。
バレー部にはなかなかかわいい子も多いんやから、わざわざ私を気に入らんでもええやん。
「またまた~!冗談がお上手で……」
「冗談ちゃうから。無理にとは言わんけど、考えといて。俺、今年でコーチ終わるから、別にあかんってわけでもないやろ」
口説かれてるーーーーー!!
しかも年上――――!!
私、自慢じゃないけど…… 男子にモテるタイプじゃないで。
どこがええんやろ。
「なんで私なん?」
コーチの気持ちが知りたいわけじゃない。
大雅と同じ性別のコーチが、私をどう見てるかってことが気になった。
大雅の目から見た私はどうなんやろうって。