波乱LOVE■番外編■~俺様悪魔の命令に背いた場合~




「なんでって…… 久保田はいつもムードメーカーやし、いっつも笑ってて、見てて安心する。なんやろなぁ。隣で笑ってて欲しいなって思ったんや」




「コーチ、見る目ないですよ。私、こう見えて…… 実は根暗なんです。ひとりで家で編み物ばかりしていて、その編み物も何を作るでもなく、ただ毛糸を編んでるだけで…… もう50メートルくらい編みました。休みの日は、ずっとこたつの中で眠っていますし、暗くておもんない子ですわ」





コーチは言葉を失くしてた。




ちょうどいいタイミング!!ってことで、私はさようならと言ってコーチから逃げた。






くくくく。




コーチどう思ったかな?




我ながらナイスな嘘やったな!!



てか、50メートルはありえへんな。


毛糸何個使うねんって。






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