波乱LOVE■番外編■~俺様悪魔の命令に背いた場合~
「久保田、何泣いてるんや?大丈夫か?」
優しい声で
私の肩に手を乗せて。
優しい顔して、私を見つめる。
「送るわ!!駐車場で待ってて」
コーチは、私の担任を探して来てくれて、
私を送るってことを伝えてくれた。
なんでかわからんけど
私は自然と駐車場に向かって歩いてた。
大雅に素直な自分をぶつけたかった。
だから、柄にもなく手紙なんか書いた。
でも、そんな気持ちを踏みにじった。
前の嫌がらせとは違う。
ほんまに私のこと迷惑なんちゃうかな。
それやったらもう
これ以上、好きでおるのはあかんやろ。
悲しいけど、
あきらめるときが来た。