波乱LOVE■番外編■~俺様悪魔の命令に背いた場合~
大雅は、まだまだ話したいことがあるんやって言って、私を抱きしめた。
詳しいことは今夜話そうって言って、大雅はアパートの住所を教えてくれた。
ひとりで暮らしてる部屋に行くん?
興奮して顔を真っ赤にする私に大雅が言った。
「心配すんな。別にエッチとかせーへんから。俺が子供の頃からどんな風に生きてきたんか、杏奈に知って欲しいだけや。ま~、乳くらいもむかもしらんけどな」
「てか、もうもんだやんか!!エロ大雅!!」
大雅の胸筋を叩く。
鍛えられてて、ますます惚れてまう。
「来週、俺の親に会ってくれる?」
「実は、来週まで待ってくれって親父に頼んでたんや。それまでに杏奈の気持ちが俺にないってわかったら、お見合いしようって思ったんや」
良かった。
大雅を選んで。
良かった。
選択を間違ってたら、私は大雅を失うところやったんや。
遠回りしたけど、もう離さへんから。