波乱LOVE■番外編■~俺様悪魔の命令に背いた場合~
私は、とうとう美術室に行かんかった。
トボトボと家路につく。
朝、もしもお兄ちゃんが家におったら……
私は美術室に行ってたかも知れん。
ちょっと背中押されたら、私は行ってたんやろうな。
正直、会いたかったから。
でも、“なんでこんかったんや?”って鋭い虎みたいな瞳でにらまれたかったりもして。
どないやねん。
どないやねん、私!!!
もうわけわからんわ。