ひとりごと
父が長男が走る前に
「5位までに入ったらいいことあるかもよ」と
ハッパをかけた
私にそう言うから
「それはかなり厳しいで…せめて10位って言ったら良かったのに」と話していた
いよいよ小学校最後の
持久走スタート
いつもより気合いが入ってる
予想していた野球部キャプテンが皆を引っ張る
先頭グループに必死についていっている
校外へ出た時には8位
戻ってきた時には何位だろう
応援してる親は皆ソワソワドキドキして待っている
本当ならずっと一緒に走って経過を見ていたい
しばらくして先頭の姿が見えてきた
始めのまま野球部キャプテンが一位
順番にゴールを切る
長男が帰ってきた
必死な顔をして走ってる
一生懸命さが伝わってくる
順位は行った時と同じ8位
去年よりかなりいい
それに今まで勝てなかった子にも勝てたらしく喜んでいた
ただ同じ卓球部の友達に勝てなかったことを悔やんでいた
今まであまり勝ち負けにこだわらなかったからかなり進歩したと思う
5位までに入らなかったけど
「頑張ったらいいことがあるんだよ」そう言いながら父は二人にお小遣をくれた