ひとりごと
髪を切る度友達は思い出す
私の髪を初めて切った日を
それは中学生の時
美容師になりたいという
友達の練習台になった
『佳歩あの時よく切らせてくれたよね。今考えたら基本も何も分かってないのに怖いことしてたなって思うわ。本当に感謝やわ。』
何度聞いただろう
髪は女の命って言うけど
小さいときから
ショートだったから
短くするのに抵抗がない
友達に髪を触って貰ってる間
とても心があったかくなる
後ろに立ってるから
友達の顔は見えないけど
ニコニコ話してるのが分かる
切り終わると気分まで
スッキリした