ひとりごと


そして先生の存在が
どんどん大きくなったのは
卒業してから


今では何がきっかけだったか
覚えてないけど
悩みを相談したら
便箋に何枚もの便箋に書かれた
手紙が送られてきた
先生の本音が詰まった手紙
今でも持っている


それから何かあるごとに
相談に乗って貰った


離婚してここへ帰って来た時も
直ぐに電話をくれた
家にも呼んでくれて
子供を連れて遊びにも行った


ずっとメールでもやり取りも


先生から見たら凄い数の
教え子の中の一人なのに
本当によくしてもらった


昼間先生の訃報を聞き
信じられなかった

今夜自宅で仮通夜
友達と母と3人で行った

先生は顔を見ても
まだ信じたくなかった




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