ひとりごと
奥さんが先生に
「貴方の大切な佳歩ちゃんが
来てくれたよ」と言ってくれた
娘さんから先生がいつも持っていた鞄に佳歩さんからの手紙が入ってたと
先生は脳梗塞で入院
でも命は大丈夫だからと
東京の病院へ移って
リハビリをすると言っていた
それなのに一週間で
逝ってしまった
65歳だった
奥さんと手を握りあいながら
思い切り泣いた
あまりにも急なことで
まだ受け入れられない
先生には沢山して貰ったのに
私は何も出来なかった
そんな私に母が
「先生がすぐ近くで
見てくれてるから
これからしっかり
生きていくことが
恩返しだよ」と
分かってるけど
今は力が抜けてしまってる
佳歩しっかりしろ
きっと先生はそう言ってるね