ひとりごと
達成感
*達成感*
何日間か練習をしてみて
どれだけ無謀なことを
口にしたのかを実感する
焦る気持ちを抑え
取り敢えず練習あるのみ
一体どれ位の速さで
走ればいいか検討もつかず
自分の中にある
走りたい速さで400mを走り
タイムを測った 1分50秒
目標をこの2倍
3分40秒に決めた
何度走っても2周走り切れず
今度は今現在800mを
完走出来る速さを
測ることにした
ペースをかなり落とし
確実に2周走ってみる
タイムは4分
目標には程遠い
けれども何とか2周走れた
完走はペースさえ落とせば
走れると分かり
少しホッとした
毎朝800mを1回は測る
1周めが過ぎ2周めに入ると
途端に体の重さを感じる
最後の半周は気持ちが
折れそうになる
毎回折れそうな気持ちを
奮い立たせ走る
タイム4分をきり3分55秒
たったの5秒でも嬉しかった
そのあとは何度測っても
それ以上縮まらず
自分の実力を知る
弟が少しでも走りやすい様に
とても軽いシューズを
貸してくれた
体育祭の3日前の朝
その靴を履き最後に
もう一度タイムを測ることに
ジャージも脱ぎタオルも置き
Tシャツと短パンで
本番のつもりで
スタートラインにつき走った
体がいつもより軽い
シューズも走りやすい
2周め必死に気持ちを持たせ
ゴールしてタイムを見る
【3分40秒】
初めて目標のタイムが出た
めちゃくちゃ嬉しくて
この瞬間一人心の中で
ガッツポーズ