大陸の彼方
グレンが土産に持ってきた果物を、全員で頂く。
マーガストは、疑問に思っていたことを口に出してみた。
「グレンと博士は、どんな関係でいらっしゃる…?」
「彼は、私が依頼した仕事を完璧にこなしてくれてね」
「完璧…言い過ぎです」
「翠の風。君がまさか噂の猛者だとは思わなかったけれどね」
照れるグレンを余所に、アルブム博士は饒舌に褒め称えた。マーラも巧いところで合いの手を入れるものだから、グレンは照れに照れて聞いていない振りで果物を頬張った。
「グレンももっと威張って良いくらいですよ。これだけ勇者として名を馳せているのですから」
「…別に。大したことしてないのに、話に尾ひれがついて大きくなっているだけだよ」
マーガストは、疑問に思っていたことを口に出してみた。
「グレンと博士は、どんな関係でいらっしゃる…?」
「彼は、私が依頼した仕事を完璧にこなしてくれてね」
「完璧…言い過ぎです」
「翠の風。君がまさか噂の猛者だとは思わなかったけれどね」
照れるグレンを余所に、アルブム博士は饒舌に褒め称えた。マーラも巧いところで合いの手を入れるものだから、グレンは照れに照れて聞いていない振りで果物を頬張った。
「グレンももっと威張って良いくらいですよ。これだけ勇者として名を馳せているのですから」
「…別に。大したことしてないのに、話に尾ひれがついて大きくなっているだけだよ」