ガンバレ、男子!
夏祭りの日、俺は、ちひろに会い、話し、時間を過ごして、改めて、
彼女に、恋をした。
それまでは、実は自分の気持ちに100%肯定できていなかったのだ。
だって、話したこともない。
どんな子かも、知らない。
でも、話してみてわかってしまった。
ちひろが好きだってこと。好きでたまらないってこと。
もう、気持ちを止められないということが・・・。
でも、どうしていいのか、わからない。メールすら、出すことが出来ない。
いつもいつも、ちひろのことばかり考えているのに、それをどう伝えたらいいのか、わからずにいる。
いや、本当は、伝えて拒否されるのを恐れているだけなのかもしれない。
そう考えると・・・、啓太は、本当にすごいやつだよな・・・。