ガンバレ、男子!
今朝、陸くん、何を言いかけたのかなあ…?
私は、学校に着いてからも、気になって考えていた。
陸はあれから、しばらく考え込んでいた様子だったけど、結局何も言わなかった。そのまま、私が降りる駅になっちゃって、分かれたのだ。
「ちひろ!どうしたの、考え込んじゃって。」
教室に入ると優雅が声を掛けてきた。
「おはよ―…うーん、実は…」
どうしようかなあ。たいしたことじゃないけど、話してみるかな?
これ以上考えてても分からない気がしたので、聞いてみることにした。ちょうど弥佳も来たので、今朝陸と会った時の話をした。