ガンバレ、男子!

一体あのちひろって娘は、どんな子なんだろう。

子供がいるなんて、障害ありすぎ。

でももう結婚とかしてたら、俺の出る幕なんてないじゃん。・・・まあ、結婚してなくても子供がいなくても、俺のことなんて知らないんだから無理なんだけどさ・・・。

あー、それにしても、女の子ってみんなあんないい匂いなのかなあ。



頼まれた牛乳を買って帰った俺は、着替えてから啓太のうちに向かった・・・


はずだった。

普通に歩いて行くと3分でついちゃうんだけど、考えごとをしていたら、啓太の家を通り越していたらしい。気がついたら、知らない場所にいた。


「あれ・・・?ここ、どこ、かな」


番地を確認すると、だいぶ、歩いてきてしまっていたらしかった。


「まいったなー。ま、いっか。もどろ・・・」

来た道を引き返そうと思ったら・・・・

< 16 / 269 >

この作品をシェア

pagetop