ガンバレ、男子!

ショーウィンドウに映った自分の姿が目に入った。

大きなセーターは、着ているショートパンツまですっぽりと隠してしまっていて・・・そのせいで、私は、まるで、セーター一枚しか着ていないような、そんな姿だった。

きゃー、恥ずかしい!

私は急いでセーターを脱ごうとした、けど、陸に止められた。

「風邪ひくから!・・・ショートパンツが見えるように着たら、大丈夫だよ・・・たぶん。」

私が身支度を整えるまで待って、陸が言った。

「・・・帰ろっか・・・。」

まだ顔が赤かった。

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