ガンバレ、男子!
「では、優勝した3番さんに、プレゼントをお渡しいたしましょう!」
その声とともに、ちひろがマントを翻して舞台中央に歩み寄った。そして、尚登の前に跪き、手を差し伸べて言った。
「我が愛しい姫よ。私の気持ちを受け取ってください。」
そう言うなり立ち上がり、尚登を見た。
そうか。プレゼントは、ちひろとのダンスとキスだった。相手が女の子だからと思って、あまり気にしていなかったけど、尚登が勝ったってことは、尚登がその権利を得たということで・・・。