ガンバレ、男子!
優雅の言葉は、私の心に染み入って、気持ちを溶かしていってくれるようだった。
私は優雅が言うような大層な人間じゃないけど、でも、今のままの私でもいいんだよね?
そういうことだよね?
「そっか・・・。優雅、ありがと・・・。」
私は優雅に抱きついて、ちょっと、泣いた。そんな私の背中を優雅は、優しく、なでていてくれた。
よし、もう、くよくよしない。
明日からも、私らしくいよう。それが王子らしく、なのであれば、それでもいいじゃない!
私から元気や明るさを取ったら、それこそ私じゃない。
優雅のおかげで立ち直れた私は、久々に、心から、笑顔になれた。