ガンバレ、男子!
電車での会話
次の日は、朝から絶好調!だった。
目覚めもよく、お弁当の出来も良かったし、電車にも余裕で間に合った。途中で乗ってきた優雅にも、
「元気になったみたいね?」
と、言われ、
「ありがと、優雅!大好きっ!」
って、朝から抱きついてしまったくらい。
「ねぇ、ちひろ?元気になった祝いで、来週末、お祭りいかない?」
「お祭り?ああ!神社の!」
「そうそう。弥佳も誘って、みんなで浴衣着て・・・。」
「いいね!行こう行こう!」
そんなこんなで、私たちは近所の神社の夏祭りに行くことになり、そのあと学校に着くまで、その計画話で盛り上がったのだった。
でも、その時私は全く知らなかったのだ。
私たちの話が、車内に聞こえまくりだったこと。
そして、その夏祭りに何が起きるのかなんて・・・。