ガンバレ、男子!
「ははははは!啓太君って面白いねぇ!」
私はあんずアメを食べながら、啓太と歩いていた。
啓太はよくしゃべって、よく笑って、よく騒ぐ、元気な子だった。背もあまり大きくなかったし、まるで弟と一緒にいるみたいだったから、男の子だって意識せずに一緒に話せた。
「そうかー?そう言っていただけると光栄です。」
啓太はうやうやしく腰を曲げて見せた。
「ははは、何そのポーズ!・・・・あ!私、ヨーヨー釣りしたい!
ね、やらない?」
最後は、振り返ってみんなに聞いた。