禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
「…神楽が欲しいの。」
ポツリとつぶやいた言葉。
神楽の眉間には、深いシワが入ってて。
まるで、あたしを拒絶してるみたい。
ピクリとも動かない神楽。
いつもだったら、嫌味なくらいに命令するのに。
もう、あたしには用はなくなったの?
ポロポロと涙が出てきて。
止まらなくて。
バタンっ!!!
勢いよく書斎を飛び出した。
部屋に戻る気にもなれなくて。
そのまま、宮埜の家に走ってた。
ポツリとつぶやいた言葉。
神楽の眉間には、深いシワが入ってて。
まるで、あたしを拒絶してるみたい。
ピクリとも動かない神楽。
いつもだったら、嫌味なくらいに命令するのに。
もう、あたしには用はなくなったの?
ポロポロと涙が出てきて。
止まらなくて。
バタンっ!!!
勢いよく書斎を飛び出した。
部屋に戻る気にもなれなくて。
そのまま、宮埜の家に走ってた。