禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
「和むような話じゃないでしょ?」
「そうそう。」
英里奈が大きくうなずいた。
パチッ
英里奈と目が合う。
クスッと同時に笑った。
いつの間にか、固まった空気がほぐれてくれて。
だけど、少しの沈黙。
大きく英里奈が深呼吸した。
「あのね、宮埜さんが結婚するかもって…。」
グッとかみ締められてる唇から、こっちにまで切なさが伝わってくる。
「ウソでしょ!?」
あたしには、そんな話してなかった。
「そうそう。」
英里奈が大きくうなずいた。
パチッ
英里奈と目が合う。
クスッと同時に笑った。
いつの間にか、固まった空気がほぐれてくれて。
だけど、少しの沈黙。
大きく英里奈が深呼吸した。
「あのね、宮埜さんが結婚するかもって…。」
グッとかみ締められてる唇から、こっちにまで切なさが伝わってくる。
「ウソでしょ!?」
あたしには、そんな話してなかった。