禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
パズルのピースがハマっていくみたい。



怖い気持ちと、納得してる気持ちと…。



2つの気持ちが交差してる。



神楽が書斎にこもってた時間がお昼過ぎ。



あたしが書斎に入ったときには、爆音で音楽聞いて寝てたけど。



その数分前に宮埜に連絡したとすれば。



時間も条件も一致する。



「どうしたんだよ?何かあったのか?」



晴沢だけじゃなくて。



「時間がどうかしたの?」



英里奈まで心配そうな顔をしてる。



「あのね…どこから話したらいいかな?」



言葉に詰まって。

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