禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
太陽は光を放ち、夜には星が空一面に散りばめられてる。



英里奈はもっと苦しいんだろうな?



友達の母親が、大好きな人と結婚するんだもん。



神楽も親友の娘とデキてたなんて、ショックだったと思う。



だから、神楽はあんな冷たい態度だったんだ。



宮埜が父親となれば、お金持ちの世界は複雑だから。



神楽もどうしていいのか?



戸惑ってるんだ。



そう考えるしか、全てに納得できない。



身動きできない苦しい気持ちを押し込める事は出来ないから。



複雑な状況は、時を待ってくれない。



---気づけば約束のお茶会の日が来てしまった。


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