禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
■温かな友情■
************
街に出ると、英里奈が渋い顔を始めた。
「どうしたの?」
やっぱり、サボるのは気が引けたかな?
「う~ん。思うんだけどさ、失恋すると髪を切るって、よく言うじゃない?」
チラッとあたしの顔を見た。
「それがどうしたんだよ?」
晴沢も不思議そうな顔をしてる。
「奏凛のその長~い髪、思い切っていっちゃう?」
指をハサミにしながら、チョキチョキと動かしてる。
「ダメッ!!」
とっさにギュッと髪を掴んだ。
「そうだよね…そこまで伸ばしたから、もったいないか。だったら、新しい自分発見で、カラーリングしちゃう?」
そばにあったドラックストアを指差した。
「できないよ…。」
ポツリとつぶやいた。
街に出ると、英里奈が渋い顔を始めた。
「どうしたの?」
やっぱり、サボるのは気が引けたかな?
「う~ん。思うんだけどさ、失恋すると髪を切るって、よく言うじゃない?」
チラッとあたしの顔を見た。
「それがどうしたんだよ?」
晴沢も不思議そうな顔をしてる。
「奏凛のその長~い髪、思い切っていっちゃう?」
指をハサミにしながら、チョキチョキと動かしてる。
「ダメッ!!」
とっさにギュッと髪を掴んだ。
「そうだよね…そこまで伸ばしたから、もったいないか。だったら、新しい自分発見で、カラーリングしちゃう?」
そばにあったドラックストアを指差した。
「できないよ…。」
ポツリとつぶやいた。