禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
「校則違反で、親が呼び出し食らうしな。」
ため息混じりの晴沢。
この口調、経験済みだな。
「って、そこまで派手にはしないでしょ?」
半分呆れて半分笑ってる英里奈。
でも、あたしの両手はシッカリと髪を握り締めている。
だって…
だって…
「見てみたいけどな。神楽さんのギャル姿。」
ニッコリ笑いながら、晴沢が顔を覗きこんでくる。
「似合いそう!!」
英里奈まで、マジマジと顔を覗きこんでる。
「…ごめん。できない。」
2人の顔を反らすように、髪を握り締めながらうつむいた。
「奏凛はマジメなんだから。チョットくらいのカラーリングだったら大丈夫!!」
「そうじゃなくて…。」
だって…
だって…
この髪は…
ため息混じりの晴沢。
この口調、経験済みだな。
「って、そこまで派手にはしないでしょ?」
半分呆れて半分笑ってる英里奈。
でも、あたしの両手はシッカリと髪を握り締めている。
だって…
だって…
「見てみたいけどな。神楽さんのギャル姿。」
ニッコリ笑いながら、晴沢が顔を覗きこんでくる。
「似合いそう!!」
英里奈まで、マジマジと顔を覗きこんでる。
「…ごめん。できない。」
2人の顔を反らすように、髪を握り締めながらうつむいた。
「奏凛はマジメなんだから。チョットくらいのカラーリングだったら大丈夫!!」
「そうじゃなくて…。」
だって…
だって…
この髪は…