禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
「会いたかった?そんな人いたの?」


「うん。私も色々あったんだ…。」



急に寂しそうな顔をした。



「色々って?」



まさか、宮埜が何かしたんじゃないでしょうね!?



一瞬嫌な予感が頭の中をよぎった。



「…実はね。」



言い掛けたとき。



ガチャッ



部屋のドアが開いた。



3人の視線がドアに一斉に集中。

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