禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
■約束の場所■
************
「何?話って…。」
茶室ってのが怪しくて。
躙り口(にじりぐち)で身を小さく固めて座ってる。
「なんで、そんな所にいるの?」
クスクスと笑ってる。
「だって、話なら帰る車の中でもできるし…茶室っていう所が怪しい。」
警戒心で、眉間がシワだらけ。
「あはははは。面白いこと言うね。」
「笑い事じゃなくて…。」
プックリとホッペを膨らませて、口を尖らせた。
「ゆっくり話がしたかったからだよ。」
「ゆっくりって?」
「これからのこと。」
少しずつ近づいてくる宮埜。
「何?話って…。」
茶室ってのが怪しくて。
躙り口(にじりぐち)で身を小さく固めて座ってる。
「なんで、そんな所にいるの?」
クスクスと笑ってる。
「だって、話なら帰る車の中でもできるし…茶室っていう所が怪しい。」
警戒心で、眉間がシワだらけ。
「あはははは。面白いこと言うね。」
「笑い事じゃなくて…。」
プックリとホッペを膨らませて、口を尖らせた。
「ゆっくり話がしたかったからだよ。」
「ゆっくりって?」
「これからのこと。」
少しずつ近づいてくる宮埜。