禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
「呼んである。神楽も。だから、2人でじっくり話し合え。以上。」



それだけ言うと、躙り口から笑顔で手を振って出て行った。



神楽が…



ここに来る?



急に全身が熱くなって。



嬉しくて落ち着かなくて。



何を話そう?


なんて呼べばいいかな?



神楽は、これからどうしたいの?



いっぱい聞きたいことがあって…。



トクン

トクン



って…。



可愛く鼓動が鳴ってる。



もうすぐ、神楽がここに来てくれる。



嬉しくて待ち遠しかった。











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